最強の論文検索ツール「Elicit」 6STEPの実践形式で分かる完全マニュアル

論文作成に役立つAIツール

今回の記事では、2022年にリリースされた論文検索に特化した人工知能(AI)の「Elicit: The AI Research Assistant」を使用した論文の検索方法について解説していきます。

前回の記事「卒業論文で差がつく!先行研究の探し方で絶対必要な3つのポイントとは?」では、卒業論文の先行研究の探し方について解説しました。

しかし、先行研究を調べていくと以下の3つのような悩みを持つ人が多いのではないでしょうか?

  • 論文を調べてみたけど数が多すぎてどれを読めばいいのか分からない・・・
  • 英語の論文なんて読んだことないから読めない・・・
  • 論文1本読むのに1日かかってしまって時間がとても足りない・・・

私も卒業論文を書く時には、論文を読むのに時間がかかってしまい先行研究をまとめるだけで2ヶ月程度の時間がかかっていました。

さらに、英語論文には苦手意識があったため、英語論文を1本読むのに何日も時間がかかっていました。

しかし、私が大学生だった頃とは違い、現在では人工知能が飛躍的に発展したため、英語を読むことができなくても、ある程度正確に英語論文の内容を把握することが可能となり、関連する論文を以前とは比較にならないほど効率良く簡単に検索、要約することができるようになりました。

現在においても、論文を正確に読む知識はもちろん必要ですが、それ以上に効率的に自分が必要としている論文を含めた情報にアクセスできる方法を知っていることが必要な時代となっています。

これからの時代、人工知能(AI)を活用することができる人は、仕事や勉強の効率を今までの何倍にも飛躍させることが可能だと思います。

人工知能を活用することによって、自分一人で仕事や勉強をするのではなく、優秀なアシスタントを何人も雇用して仕事や勉強に取り組むことができるのです。

単純作業やリサーチは人工知能に任せて、自分はクリエイティブな作業に集中すれば、作業効率は今までよりも飛躍的に向上するでしょう。

しかし、人工知能を活用することができない人は、自分一人で効率の悪い方法を繰り返してしまうため、人工知能を活用した人よりも時間も労力も何倍もかかっていまうことでしょう。

この記事では、論文を読んだ経験が無いような研究初心者の方にも分かりやすく、Elicit: The AI Research Assistantを使用した先行研究の超効率的な探し方について、実践的な6STEPを解説していきます。

この記事を読めば、あなたの卒業論文や研究活動の論文・先行研究検索の作業効率が何倍にもUPするはずです。

この記事の目次

  • 最強の論文検索・要約に特化した人工知能‼︎ Elicitとは?
  • 1分で完了‼︎ 超簡単なElicitの使用開始に必要な2つのSTEPとは?
  • 知らないと絶対損‼︎最強の翻訳ツール DeepLとは?
  • 実践形式で完全解説‼︎ Elicitで論文検索するために必要な6STEPとは?
    • 検索したい研究テーマをDeepLで日本語から英語へ翻訳する
    • Elicitに研究キーワードを英語で入力して関連する文献を検索する
    • ELicitの検索結果をgoogleの翻訳機能で英語から日本語に変換する
    • 無料でPDFをダウンロードできる論文のみを検索する
    • フィルター機能を活用して論文を絞り込む
    • 引用件数順に論文を表示する

・最強の論文検索・要約に特化した人工知能‼︎ Elicitとは?

Elicit:The AI Research Assistant は、研究者や学生が科学的な調査を支援するために使用できる人工知能(AI)の一種であり、文献検索、論文の要約、関連する研究の抽出、データ分析など、さまざまな研究作業を自動化し、効率を高めることができます。

・1分で完了‼︎ 超簡単なElicitの使用開始に必要な2つのSTEPとは

Elicitを使用するためには、以下に示す2つのSTEPが必要です。

非常に簡単で1分で使用可能となりますので、以下に解説していきます。

Elicit TOPページ

ElicitのTOPページは、上記のような画面になっており、使用するにはgoogleアカウントなどによるログインが必要です。まずはログインをしてみましょう。

Elicit ログイン画面

ログイン完了後は、上記のような検索画面になるため、先行研究に関連するキーワードを入力すると関連する論文を自動で抽出してくれます。

以上で2つのステップでElicitの使用が可能となります。1分程度で全てが完了します。

Elicitを使用する時の注意点として、日本語での検索に対応していないため、研究テーマに関連する論文を検索する場合は、検索したい研究キーワードを英語で入力する必要があります。

英語で適切な研究キーワードを考えるのは、ハードルが高いと感じる人も多いでしょう。

しかし、心配はありません。そんな人たちにオススメは、最強の翻訳ツール「DeepL」です。

それでは、DeepLの解説をしていきます。

・知らないと絶対損‼︎最強の翻訳ツール DeepLとは?

DeepL 翻訳ツール

DeepLとは、ドイツで言語向けの人工知能を開発しているDeepL社が2020年から提供している機械翻訳サービスです。

日本語を含めた27言語の翻訳に対応しており、世界最高水準の翻訳精度を有しています。

使用方法は非常に簡単であり、翻訳したいワードを入力またはコピー&ペーストするだけで翻訳することができます。

DeepLについて詳しく知りたい方は、こちらの記事「初心者必見‼︎最強の翻訳AI「DeepL」の使用方法を4STEPで完全解説」をご覧下さい。

初心者の方にも分かりやすく実践形式で解説しております。DeepLを初めて使用する方は、是非ご覧ください。

しかし、日本語から英語に翻訳したキーワードが適切かどうかは自分で最終的確認する必要があります。

そのような時には、下記の書籍「英語論文すぐに使える表現集」がオススメします。


・実践形式で完全解説‼︎ Elicitで論文検索するために必要な6STEPとは?

1. 検索したい研究テーマをDeepLで日本語から英語に翻訳する

Elicitは日本での検索に対応していないため、文献検索をする場合は英語で検索キーワードを入力する必要があります。

Elicitで検索したい研究テーマがある場合、まずはDeepLで研究テーマを日本語から英語に翻訳してみましょう。

今回は、「心臓リハビリテーション」というキーワードで検索してみます。

DeepL 翻訳

2. Elicitに研究キーワードを英語で入力して関連する論文を検索する

DeepLで英語に翻訳したキーワードをElicitの検索画面にコピー&ペーストすれば、Elicitがキーワードに関連する文献を検索してくれます。

今回は、「cardiac rehabilitation」で関連する論文を検索してみます。

Elicit キーワード検索

3. ELicitの検索結果をgoogleの翻訳機能で英語から日本語に変換する

Elicitでキーワードを検索した場合、下記のように関連する論文が英語で表示されます。

まずはgoogleの翻訳機能で「日本語に翻訳」を使用して、英語から日本語に変換してみましょう。

Elicit

googleの翻訳機能で「日本語に翻訳」を使用した場合、下記のように全ての検索結果が日本語で表示されます。

Elicit 日本語訳

4. 無料でPDFをダウンロードできる論文のみを検索する

Elicitは自動で論文を要約してくれるだけでなく、PDFの有無も表示してくれます。

画面上部の「PDFを持っています」(英語表記では「Has PDF」)を選択すると、下記のように無料でPDFをダウンロードできる文献のみを検索して表示してくれます。

Elicit Has PDF
5. フィルター機能を活用して論文を絞り込む

Elicitには、便利なフィルター機能も付いているため、検索結果で表示された文献をさらに絞り込むことができます。

フィルター機能は、キーワードの追加、論文の公開年度、研究タイプの3つがあります。

私が特にオススメするフィルター機能は、「研究タイプ」です。

論文の引用文献を検索する場合、レビューは引用文献としてあまり推奨されていないため、下記の3つを選択して検索してみましょう。

Elicit フィルター活用

6. 引用件数順に論文を表示する

Elicitには、便利な並び替え機能も付いているため、検索結果に該当した論文を自分が確認したい順番に表示することが可能です。

私のオススメする並び替え機能は、「引用」です。

「引用」の並び替え機能を使用することによって、検索した研究キーワードに関連する論文の中で、論文の引用件数が多い順に表示してくれます。

論文の引用件数が多いということは、検索した研究キーワードに関連する論文の中でも、代表的な論文であると考えられます。

研究初心者の方には、まずは引用件数が多い順番に論文を読んでいくことをオススメします。

Elicit フィルター

論文を選択すると、下記のようにElicitが自動で論文を要約してくれているとともに、アブストラクトを翻訳してくれています。

非常に読みやすくまとまっているため、論文の全文を確認する前にelicitで論文のおおまかな内容を把握することができます。

Elicit 要約

以上がElicitで論文検索するために必要な6STEPとなります。

Elicitの操作方法は非常にシンプルで分かりやすいため、Elicitを活用することで文献検索のスピードが今までの何倍にも飛躍すると思います。

卒業論文や研究活動の先行研究の検索の際には、是非ともご活用ください。

また、読書好きのマンツーマンによる卒業論文のサポートをご希望の方は、ココナラでご依頼を承ります。リンクからご依頼をお待ちしております。

読書好きさん(研究コンサルタント、理学療法士)のプロフィール | ココナラ
はじめまして。医療や教育、研究分野で働く理学療法士です。また、働きながら大学院に通い、医学博士の博士号も取得しました。 これまでの経験を活かして、実習や学校での課題に悩む医療系(看護師・理学療法士・作業療法士・介護士)、卒業論文や修士、博士...

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